モダン・ジャズ界の巨匠ピアニスト、シダー・ウォルトンが亡くなりました。
大学卒業後、'50年代中頃にニューヨークへ出た彼はケニー・ドーハムのバンドに加わり、音楽活動を始めました。以後、ジジ・グライス、ジョン・コルトレーンの『ジャイアント・ステップス』の録音に参加しました。
'60年代の初め、ピアニスト、アレンジャーとしてアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズに3年間籍を置き、ウェイン・ショーター、フレディ・ハバード、カーティス・フラーらと活動。ジャズ・メッセンジャーズ時代には「ugetsu」など、日本にちなんだ曲もつくりました。'64年、ジャズ・メッセンジャーズを脱退後は、様々なミュージシャンと演奏を行っており、サム・ジョーンズ、ビリー・ヒギンスらと日本にも来日しています。渡辺貞夫、笠井紀美子、山本剛、鈴木勲など、日本のジャズ・ミュージシャンとの共演も多数ありました。
ご冥福をお祈り致します。
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